やぁこんにちわ、ボクだよ。
ポタ山イチだよ、ギャース!!
と、この日はまだ留守番でボクの写真は1枚もないので、今日は日本橋の麒麟像さんに代役を務めていただいております。
そう、今日の記事はここ、日本橋から出発する東京の運河めぐりクルーズです。
首都高速環状線が走るその下にある日本橋川。
その日本橋川に架かる日本橋のすぐそばから出発する、ジールさんが企画しているクルーズです。
そうそう、前に行った荒川ロックゲートの閘門体験クルーズツアーの時と同じ会社。
今回は扇橋閘門体験付きなのです。
前回のクルーズの記事はコチラ。
>>押上発、荒川ロックゲート体験付き運河クルーズ(1)
>>押上発、荒川ロックゲート体験付き運河クルーズ(2)
申し込んだのはもうずいぶんと前だったけど、桜の季節には少し早いはずの3月23日のクルーズで、まさかお花見が出来るなんてー。足早にやって来てくれた桜前線に大感謝しながら参加して来ました。
さっそく、この日のクルーズのコースの地図です。
より大きな地図で 130327 を表示
COREDO日本橋から西川ふとんの前を通ってすぐの乗り場からの発着。
運河をめぐって、閘門体験も出来る120分のクルーズが2500円って、本当に安いと思うのです。
>>4月にも開催されるみたいですよ!
というわけで、またきっと長くなりそうなので、大事な情報は忘れないうちに全部先にお知らせ完了。
さっそく、出発と参ります~。
そして、じゃーん!
いきなりのクライマックス!!(わたし的に)
頭上に首都高環状線が走る日本橋川の水面からの景色、すごい迫力です。
そういえば、いつかタモリ倶楽部でタモりさんが、首都高錦糸町線の下の竪川を船に乗って進みながら、
「下町のパルテノン神殿!」
と称していたけど、本当にそんなところに迷い込んだ感じがしました。
首都高が老朽化して来た今、補強するのか、それとも移設して日本橋川の上に空を取り戻すのか、という議論があるそうですが、もし空が取り戻されるのであればそれはそれすてきだし、でもこの景色はこの景色で一度見ておいてもいいかも。
出発して一番最初にくぐった橋、江戸橋。
そう、自転車なら橋は渡るものですけど、船だと橋はくぐるものなんですよね。
というわけで、江戸橋のおなかです。
そうそう、このジールさんのクルーズにお世話になるのは2回目なんですが、船には船長さん兼運転手さんの他に、もう一名係の方が乗っています。前回はダンディな海男!といった方が乗っていて、バスガイドならぬクルーズガイドをしてくださったのですが、今回は眼鏡がよく似合う女性の方が乗っていらっしゃいました。
ただ船に乗るだけじゃなく、クルーズガイドさんのお話がかなり楽しいのも、このクルーズの魅力のひとつです。
さて、江戸橋をくぐって上に首都高がいなくなりました。
東京の東側に住んで、前は車にも乗っていた私にはおなじみの場所、江戸橋JCTです。
この視点は新しい、というより初めて。
下からみると、ここでは首都高が三層構造になってるんですね。
すごいなー。
鎧橋。
川から東証(右の建物)。
茅場橋。
前、あのビルで働いてたのです。
毎日渡ったなー、この橋。
右手に日本橋水門が見えて来ました。
この水門は永代通りを走っていても見えますよね。
往路はここで一度亀島川に入るために、右に折れてこの水門を通ります。
ところで、この日本橋水門は右側のゲートを通過。
その時初めて聞いたのですが、船は右側通行なのだそうです。
道路と違うのは知りませんでした、面白いですね。
霊岸橋、上は永代通りですね。
そして、霊岸橋をくぐってすぐの西側の岸です。
左の古いビルの1階にあるBarに行ったことがあったような・・・。
堤防に脚立を使っている人たちが見えますが(木のオールもあってカヌーっぽい)、気付けば護岸整備がされていて、花壇なども作ってありました。
幅が狭い様子から、完成してもたぶん自転車は通行不可っぽいですが、クルーズガイドの方のお話によれば、ここ亀島川は都の計画で護岸整備がされていて、将来的にはカフェなどをたくさん誘致して、ベニスのような観光地を目指しているのだそうですよ。
亀島川を南下して来て、左にカーブして隅田川に向かうところ。
住所でいうと新川あたりでしょうか。
ここも護岸整備の真っ最中。
今はまさに、「建物の後ろ側です、正面じゃないんです!!」って感じのビルばかりですが、ここに遊歩道が出来たら、このままってわけにはいかない感じですね。どんな風に変わるんだろう。
そして亀島川で最後にくぐる橋、南高橋。
クルーズガイドのおねえさんは船が出てすぐ、今日は橋についてたくさん語りたいと言っていたのですが、この橋の説明の時が一番熱かった気がします。そして、うちに帰って来ていろいろ調べたら、熱く語る気持ちがわかった気がします。
だってこの橋、もともとは両国橋だった橋なんだそうです。
両国橋の真ん中を持って来て再利用した、リサイクル橋。
なんでも、関東大震災の後に現在南高橋があるこの場所に橋を架けようと計画をしたのだけど、震災後だからとにかく使えるお金がなくて、比較的ダメージが少なかった両国橋の真ん中の部分をここに持って来て架けた橋なのだとか。
明治時代に両国橋として作られたのに、ここに移設されて来たせいで小さくはなってしまったけど、今だ現役で車も通る橋。
都内に現存する鉄のトラス橋としてはもっとも古いっておねえさんは言ってたんですが、車が通れない人道橋も含めると2番目になって、そうすると一番古いのは門前仲町にある八幡橋(旧弾正橋)。行ってみたくて、ちょうど今朝場所を調べてた橋だったんですよね。びっくり。
さて、この南高橋をくぐり抜けるととうとう、
隅田川に出ましたー。
最初にコースプランを見た時、「なんで行きだけ亀島川を通るのかな?」なんて思ってましたけど、佃のリバーシティ正面に出るんですね。いいコース!
でも、ここではあまりいい写真は撮れませんでした。
隅田川に出た途端、船がたくさん!
さすが、天下の往来!って感じ、引き波でがんがん揺れます!
これは確か水上バスで、最初の大きい写真に写ってる青い小船は電気ボートだって言ってました。プリウスみたいな船があるんですね。
右の越中島の北端と、大島川水門。
この後、なぜかi-Phoneにもデジカメにも1枚も写真がなかった永代橋と隅田川大橋をくぐり、さらに清洲橋も越えて、
小名木川の入口にやって来ました。
この川の反対側は、東大島の駅の先で旧中川と繋がっていますね。
荒川CRからも近いです。
前に見えている萬年橋の左には、森下の芭蕉記念館が写っていて、一段高くなった展望庭園には松尾芭蕉の坐像が左を向いて座っているのが見えたんですが、なんとこの坐像、午後5時過ぎるとライトアップされ、しかもクルリと回ってこちらを向くんだそうです。
記念館が開いてる間は来館者をお迎えし、閉館後は隅田川を行き交う船の道中を見守る。
・・・といった設定らしいんですが、こっちを向いてるところ見てみたかったなあ。
すぐ見えて来たのは、小名木川水門。
隅田川の水位が高くなった時に、小名木川の水位まで高くならないようにと、ここに立っているんだなーと改めて思ったのが、堤防の高さです。
水門の手前、隅田川側の堤防は、結構高いです。
でも、ゲートの向こうに見える堤防はすごく低くないですか?
ほら。
・・・って、クルーズガイドさんの話の受け売りですけど。
でも当り前のことなんですけど、こうして間近で見ると妙に納得してしまうし、水門への感謝の気持ちとか、そんなものを感じてしまったりします。愛しいヤツですね、水門め。
さて、この後とうとう写真の一番奥に写る赤い物体、扇橋閘門の閘門体験なんですが、私たちより先客の船が使っていてなかなか信号が赤→青になりません。
すると、「このまま待っていてもねぇー。」と船長さんが気を利かせて、ちょうど閘門の手前で小名木川と交差している大横川にせっかくだから行ってみようと言ってくださいました。
右に折れて、大横川を南へ。
両岸が満開の桜できれいですが、大横川の橋は低いらしく、残念ながら一番手前の橋でUターン。
戻ってみたけどまだ閘門は赤信号なので、同じ大横川を今度は北へ。
そして今思えば、この後訪れる突発イベントが起こるヒントは、この写真にもしっかり写っていたのかも。
船長さんは、橋の向こうに船がいるのをちゃんと見てたのかもしれません。
もしくは長年の勘かもしれないけど。
眼鏡のクルーズガイドおねえさんのアナウンスが入りました。
「えー、船長が今の潮位ならこの船でギリギリ前の猿江橋をくぐり抜けられると申しております。
ただいまもうすでに進入するための進路をとっておりますので、
みなさん頭をぶつけないように注意して、身を縮めて下さい!」
何がなんだか状況がよくつかめないけど、この船に危険が迫っている。
そしてその危険に向かって今も船は進んでいることはわかります。
「この船に屋根がないのは、眺めがいいからだけじゃないんです!
こんな時にも便利だからなんですよ、さあ頭を下げて!!」
わー来た!橋だ!橋桁だ!!
ホントにあと20cmくらい?
ギリギリです!!
そう、そしてこのドキドキ体験はまさに、タモリ倶楽部!!
気分は六角さんです!!
そして、この猿江橋を抜けると、
「電線のない桜とスカイツリーですよ、すぐ旋回しますから今のうちに写真どうぞー。」
というわけで、この猿江橋の北方向はスカイツリーが見えて、絶好のビューポイントに連れて来てもらっちゃいました。
この日は本当にお天気だけは残念な曇り空だったんですが、このクルーズの3日後、ポタリングで猿江橋を通ったので、橋の上からですが写真を撮りました。
しかもなんと、ちょうどジールさんの船が通っていたり。
それにしても、桜とスカイツリーだけでもキレイなのに、それに運河と水面を走るボートまで写って、ヌシ男曰く、「うーん、これは数え役満だね。」だそうです。少しエフェクトかかってますけど・・・
さあこれで、この日ここまでにくぐった橋の数、19本。
いよいよ、扇橋閘門体験に向かいます。
つづく!
>>> 日本橋発着 東京の運河めぐり探検クルーズ(2)へ
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