20121202

押上発、荒川ロックゲート体験付き運河クルーズ(1)



荒川CRの右岸から、やぁやぁやぁ!
ポタっちです。

先週の日曜日、ボクの後ろに写ってる茶色い建物、荒川ロックゲートの閘門(こうもん)体験をボートに乗ってして来たよ。横の階段から上に登ることも出来るけど、自転車で下を通ったことがある人もたくさんいるかもしれないね。


この運河体験ツアーの荒川ロックゲート閘門体験付きクルーズにヌシ男とヌシ子で参加して来たようなので、さっそくレポしてみたいと思います!



行って来たのは、2012年11月25日。
こちらのZealさんのボートにお世話になって来ました。

江東区と墨田区が共同社会実験として企画するこのクルーズが始まるっていうニュースを見たのは夏ごろだったと思うので、申し込んだのは最近だけど、「やっとこの日が来た!」という感じ。

クルーズは朝11時にスカイツリーの下から出発だったので、それに合わせて自転車に乗って出発。

いつもスカイツリーへは、仙台堀川→横十間川→北十間川というコースを走るんですが、この日は
まず清砂大橋を渡って荒川CR→旧中川→北十間川というコースで。

せっかくなので、陸から荒川ロックゲートを見学していけるコースを走って向かうことにしました。





いいお天気!
今は自転車だけど、「後でボートでここに来ちゃうんだ!」なんて考えると、自然と期待も高まります。


ちなみにこの写真は、荒川側の荒川ロックゲート。

昔はここに古めかしい水門が1つあっただけでしたが、今は閘門になったわけですから、もうひとつゲートがあるわけです。あとで説明しますが、基本的に閘門はゲートが2つでワンセットなのです。




じゃーん。
さっきの写真と同じ立ち位置でくるっと振り返ると、もうひとつの旧中川側のゲートが見えました。

そして、このゲートとゲートの間のプールのことを閘室(こうしつ)といいます。
後でこの閘室をボートで通るわけですが、そもそも閘門って何なんでしょうか。


||||| 閘門とは?

さきほど閘門とは2つのゲートでワンセットなんて言いましたが、そもそも閘門とは何かというと、異なる水位の河川や運河、水路などの間で船を上下させるための装置、つまり水を使った船のエレベーターのことを言います。

ただ1枚の水門で仕切られただけでは、水位の違う川と川の周辺の水害を防ぐことは出来ても、船が行き来することは出来ませんが、2つのゲートを持つ閘門があれば閘室の中で水位を調節してから別の川に安全に入り、通行することが出来るのです。



【前にちょうどいい写真が撮れてた、江戸川閘門】




||||| 世界で一番有名な閘門、パナマ運河

世界で一番有名な閘門といえば、太平洋とカリブ海を繋ぐパナマ運河があります。
このパナマ運河では、3つの閘門を使って最大26mもの水位差を船が航行するそうです。
船で世界を移動するとしたら最大級の近道が出来るので、パナマ運河を航行出来る船の最大サイズには、「パナマックスサイズ」なんて名前が付いてるんですって。

そして、戦艦大和が世界最大の戦艦たりえたのは、アメリカの戦艦にはこのパナマックスサイズを超えることが出来ないという制限があり、日本の戦艦にはその制限がなかったというのが理由なんだそうです。敵国の戦艦、通してくれるわけないですもんね。



||||| 荒川ロックゲートの役割

そしてこの荒川ロックゲートは、旧中川と荒川との最大水位差3.1mを通行可能にし、江戸川区、江東区、墨田区の水上交通を復活させるために作られたもので、震災時には避難ルートや、救援物資の輸送ルートとして活用出来るようにと、2005年に完成した閘門です。

荒川と隅田川の間にある江東区や墨田区といった地盤の低い地域を流れている旧中川や小名木川をはじめとする川や運河は、たくさんの水門によってその水位が低くなるようにして水害から守られていますが、そのままでは船が行き来することが出来なかったため(東京湾から回るしかない)、荒川との接続には荒川ロックゲート、隅田川との接続には扇橋閘門を作って、この地域の水運を確保出来るようになったということなんですね。





この日も押上に向かう旧中川でレガッタのボートに会いましたが、水位も安定していて流れも静かなこの川では、カヌーなんかも見かけることがあります。閘門が出来てからは水門を閉じ切っていた頃より水質もよくなったらしいですよ。


それでは今日はここで、地図置いておきますね。



より大きな地図で 121130 を表示

清砂大橋から荒川ロックゲート、旧中川を経由して押上に行った往路のコースと、押上のスカイツリー下からボートに乗って閘門体験クルーズをしたコースをご紹介しています。(あ、あと帰りに寄ったSPICE cafeさんの場所もあります。)





さて、前置きで説明が長くなっちゃいましたが、スカイツリー下のボート乗り場に着きましたよ。
道路より低い運河に降りたので、スカイツリーがいつもよりもさらに高く見えます。




わたしたちはネットで予約して来たけど、東武トラベル経由で申し込んだっぽい方や、当日飛び込みで乗った方もいたみたいです。

お金も支払って、それではいざ、




では11時、時間通りに出発ですー。
いってきまーす!

この先ボートは、北十間川→横十間川→小名木川→旧中川を通って、荒川ロックゲートの閘門体験に向かいますが、途中の道草トークは飛ばして閘門体験だけを読みたいという方は、コチラ(閘門体験2)が近道です♪




出発早々、気持ちいい!

最初に通る北十間川の川幅が小さくてUターンが出来ず、最初はずっとバックで進んでいくおかげで、スカイツリーがよく見えます。いつも自転車で通って見てるだけだった運河を、ボートに乗って進んでいるって考えただけで、もうウキウキです。




さて、ボートに乗ってすぐ一番驚いたのは、ただクルーズするだけだとばかり思っていたら、バスガイドさんならぬ、クルーズガイドさんがいたことです。ディズニーランドのジャングルクルーズのお兄さんにひけをとらない、面白くてためになるお話が聞けました。

例えば、この秋このあたりの江東区の運河沿いで、3家族のカワセミが確認されているそうで、今日も運がよければ見られるよー、といった具合に、川に住む鳥や動物の話などのネイチャーガイドさんのような話もあれば、




これは警視庁第二機動隊のボートが出動するための施設で、普通ボートは機械で上げ下げするものだけど、屈強な機動隊さんたちは人力でボートをかついで来て、ここをワーッと滑らせて川に降りるんだよーとか、そしてお隣は機動隊の駐車場なので、キッチンカーやトイレカーがたくさん置いてあるよー、とかいう近所の事情通のおじさんみたいなお話だったり、




公園があれば、「東京に公園が多いのは、江戸時代にあった武家屋敷が明治になって天皇のものになって、戦後公園になったから。」とか、

古い料亭があれば、「今のお忍びと違って江戸時代のお忍びといえば、たいていはこういう川沿いのお店。歩いて移動して顔バレしないように船で夜遊びするのがお忍びだった。」といった歴史っぽいお話だったり。





あ、そうそう。

ここは自分の中でも事前チェックしてなかったので見られてすごくうれしかったんですが、竪川が横十間川と交差してる部分の西側です。

竪川が思ってたより小さくてビックリ。隅田川のそばでは結構水量あるのに。

この竪川は首都高錦糸町線の下で暗渠されている運河ですが、今親水公園にするための工事をしてるところで、京葉道路の抜け道として自転車で走っている方も多いのではないでしょうか。ここ、人道橋作ってくれないかなー。



そして、あっという間に中間地点の小名木川クローバー橋に到着しました。




横十間川を南下して来ましたが、小名木川に交差したここで左へ。
東に進みます。

写真は小名木川の西側を写した写真。
遠くに扇橋閘門が見えてます。




運河と運河の交差点、本来なら橋は最低でも3本の橋が必要ですが(クルーズガイドおじさんの入れ知恵ですw)、この小名木川クローバー橋はX型の橋なんですよ。もちろん、自転車でも通行可です。




さぁ、小名木川を旧中川に向けて進みます。

この右側の護岸は江戸時代に埋め立てられたらしいのですが、この時代の埋め立ては生活ゴミを使っていたらしく、「よく見るといろんなものが見えるよ~。」と言われて見てみたら、私はおちょこを見つけました。

船だから見えた、感動!
ゴミだけど、江戸時代のゴミです。




1ヶ所だけ旧護岸が残されているところがありました。




さぁ番所橋をくぐり抜けると、旧中川が見えて来ました!

ロックゲートまであとちょっと!!




と思ったら、もうすぐ念願の荒川ロックゲートに着くというのに、ずっと場所がよくわからないと思っていたものを丘の上に見つけてしまいました!




旧小松川閘門です。

昔この場所にありましたが、現在はスーパー堤防の建設でその役目を終えるのと同時に、スーパー堤防から頭だけ出して埋められてしまいました。

わー、ここにあったんですね。
今度行かなくちゃ!




さぁ、お待たせしました!
荒川ロックゲートの前までやって来ました、ただいま信号待ち!


いよいよ閘門体験、(2)に続きます!


20121126

SPICE cafe(墨田区 押上)

昨日、スカイツリーの下から運河と荒川ロックゲート体験クルーズに行った帰り、
ヌシ子とヌシ男が人気の本格カレーを食べて来たらしい。

というわけで今日ご紹介するのは、押上にあるSPICE cafeさんです。




スカイツリーからは、すぐ下の運河、北十間川を東に進んで十間橋のところで左折、しばらく進んで右折したらすぐにこの看板が見えますよ。

こんなところにカフェ?
え、あれが看板?

っていうくらい、静かな街にそっとたたずんでる感じの店構えです。




ネットでちょっと見かけて、「あ、来週スカイツリー行くんだっけ。」と軽くチェックしてた程度だったけど、無事到着、無事オープンしてました。よかった。




意外と長めの小道を進んで、入口を探しています。
右の壁の向こう側には、駐輪スペースがありましたよ。

あ、でもチェーンをくくりつけられるものはないかも。




小道の先のひだまりのお庭の中に扉を発見。




古民家カフェのようですが、ドアを開けた途端、なんともいえないスパイスの爽やかな香りがただよいました。
ああ、カレー屋さんに来たのだなーと。

私たちが着いたのは午後1時半ごろでしたが店内はほぼ満席のようで、「今空いた席を片付け終わったら、すぐご案内します。」と言われましたが、すぐ後ろに並んだお二人は30分待ちと告げられていて、その横を予約を入れたという人たちが案内されて行きました。

「運河クルーズの後に押上でカレー。」なんて軽い考えでやって来ましたが、待ち時間ほぼ無しで入れたのはもしかするとすごくラッキーだったのかもしれません。




ランチは、カレーが1種類のカレーランチと、カレーが2種類選べるペアカレーランチの2種類。

選べるカレーは定番のチキン・ラム・ココナッツ・ラッサムの4種類と、日替りが2種。
この日は、エビカレーと和風カキカレー(追加料金あり)。
サラダとミニデザート、ドリンク付き。

ライスは大盛りサービスなのだそうで、ふと横を見ると男性二人組のお客さんもいて、「あー、カフェじゃなくてカレー屋さんだったっけ。」と思い直したくらい。なんだかとっても落ち着ける空間です。





こちらは、辛口のラムカレーと甘口のココナッツカレーのペアセット。
ごはんの上には、キャベツのマリネが乗っています。




こちらはカレーの定番、チキンカレー(中辛)のカレーセット。

あ、辛さはカレーごとに決まっていて、好きな辛さを選べるわけではないですよ。




最初に来たサラダ忘れてました。




ミニデザートはキャラメルのムースでした。



とにかく、全部おいしかった!というのが、素直な感想です。

カレーに詳しいわけじゃないですけど、カレーはとにかく爽やかなスパイスの香りと、絶妙なバランスってこういうことを言うんじゃないか?って思っちゃうような完成されたおいしさ。キャベツのマリネも脇役というにはおいし過ぎて、おかわりが欲しかったくらい!男の子は絶対、ごはん大盛りをオススメします。

デザートもおいしかったです。
ふんわりキャラメルムースに、さらにビターなキャラメルソースがかかってて、濃厚で。

でもデザート食べる前に、「あー、まだ口の中に残ってるカレーの香りがなくなっちゃうのやだー。」なんて思ったのは内緒です。

でも結局、おいしいデザートにさらにおいしいコーヒーまで頂いて、大満足でした。




「なんだか想像してたよりずっと人気店っぽかったよねー。」

と帰宅してからゆっくり調べてみたら、SPICE cafeさん、アジアンエースに出演して勝利を収めていたのだとか。


そういえばランチタイムは終わったはずなのに、まだまだ待っているお客さんがたくさんいたし。

こんなにおいしいカレー、何度も来たくなっちゃうのわかる気がします。
今度はディナーでまた来たいな。


20121122

新川と中川がぶつかる場所、船堀の中川堤防(3)

やぁ、しつこいくらいにポタっちだよ。
ワンワン!


船堀の中川堤防に自転車で入れると聞いて突入して来たよレポート第3弾。
ご安心下さい、これで完結します!


実は、正直まぁ堤防の中に入ってから、まだほとんど自転車をこいでいないです。
せいぜい2~300mくらい。

っていうか、その2~300mの間のことでよくブログを2つも書いたものだとも思うわけなんですが、とりあえずおさらい的に地図を置いておきますね。




より大きな地図で 121122 を表示



今日の第3弾レポでは、この堤防沿いの遊歩道を北上してみたいと思います。
この場所に入れるとあったようさんのブログ で、「最後は行止り」と教えて下さっていますが、その行止りを見に行ってみたいと思います。



【4】


前回の第2弾でレポした排水機場から引き返し、さらにその前の第1弾で紹介した水上派出所の前をまた通って北上します。

首都高速小菅線と交差する、都営新宿線の橋が見えてるほうへ進んでみましょう。




【5】


首都高と都営新宿線の交差部分まで来ました。
意外とスレスレでびっくり。

スカイツリーも見えてますね。



【6】

あ、とうとう舗装が終わってしまいました。




【7】


と思ったら、すぐ再開。
さらに進んでみますね。



【8】


いつも通っている船堀橋の下に、「徐行」と書かれた注意喚起のブイが浮かんでいました。

小菅線よりずっと前から船堀橋はあったはずだけど、確かに水面から橋の桁下までずいぶん低い感じに見えます。

川を通る船も、橋を渡る人も自転車も、みんな徐行。
安全運転でいきましょうってことかな。




【9】


船堀橋を越えると、対岸の首都高の下のところに小さな船がたくさんと、お揃いの青い服で何か作業をしている人たちがたくさん見えました。

もしかしてこれ、全部漁船じゃないでしょうか。
この間NHKのキッチンが走るの記事で紹介した、荒川でうなぎを採っていた漁師さんたちの服と船によく似ています。

ここが基地なのかな。
漁師さん、たくさんいるんですね!



【10】


さらに進むと、とうとう小さな水門のような建物に阻まれてしまいました。



【11】


でも階段があるので、自転車持ち上げて進んでみます。




【12】

これ、なんなんでしょう。
水門ではなさそう。

右側に東小松川ポンプ場っていう下水道局の施設があるので、それに関係がありそうですね。
それにしても、荒川左岸で東小松川と言われると、かなり違和感がありませんか。

と思ったら、このへん地名が東小松川なんですね。
全然知らなかった!

私小松川の学校出身です!
でも学校は対岸です!平井駅のほうです!

本当に荒川放水路に引き裂かれた町なんだなぁ、小松川って。



【13】


がんばったかいあって、まだまだ進めそうですよ。

っていうか、舗装が途中で切れてまた再開したり、ココみたいになぜか左半分だけ舗装されてたり、きっと工事の途中なのでしょうけれど、何かこう中途半端というか、実は完成形が見えないまま工事してるんじゃないかって気さえして来ますね。



【14】


とうとう行止りました、デッドエンド。

しょうがないですね、もうすぐそこが江戸川競艇です。
このまま真っ直ぐ進めたら、メインスタンドとぶつかってしまいます。



【15】


さすがにこの階段は自転車持ってのぼれないし、のぼった先も行止りだし、もういい加減やめます。




【16】


でも行止りと知ってはいたけど、やっぱりくやしいなー。
と、ギリギリと金網にiPhoneを押し付けて、写真を撮ってみました。

「175」

さっき200があったし、175の奥には150、125と続いてました。
単位も何もわからないままですが、0になるころには江戸川競艇の中に入っていそうなので、もしかするともうここはレースをするボートが走って来るエリアなのかもしれませんね。

一度くらい行ってみようかな、ボートレース。

なんて思いながら、引き返すことにしました。




それにしても、結構進んでました。

赤い矢印のところにあるビルは、第一三共の本社ビル。
ちょうどそのあたりから走って来ました。

だいたい1kmとちょっとくらいでしょうか。

船堀橋を越えてからは、人は釣りしてる方1人しか会いませんでしたよ。
歩行者ゼロ、犬の散歩もゼロ、もちろん自転車ゼロ。

気持ちいい場所なのに、何せ何もかも中途半端だし、行止りじゃしょうがないですよね。

でも、私はそうとう楽しんでしまいました。
入場料いくらか払っても元が取れたんじゃないかってくらい。

ようさん、本当にありがとうございました!



なんて、この日はポタっちが散歩禁止になってからかなり久しぶりのポタリングだったし、自転車に乗れるだけでも楽しかったのに、こんな探検までして本当に大満足で、元来た道を引き返してたんですが、





「ん?ノーリードの犬?あれ、飼い主さんいないの?」




と近付くと、カモメでした!


この日のTwitterでつぶやいたので、ご存知の方もいるかと思うのですが、私がもうあと50cmくらいのところまで近付いても逃げることがなく、かなり弱っていたのですが、そばでよく見てみたら、くちばしに釣り糸が巻きつき、その糸が足にも絡み付いてしまっていました。


こんなに近くでカモメを見たのは初めてで、本当に思ったよりもずっと大きくて、くちばしも立派で、こわくて手を出すことが出来ず、どうしたらいいかも見当がつかず、Twitterに「どうしたらいいんだろう。」なんてことを書いただけで何もすることが出来ずにいたら結局飛んで逃げられてしまい、いろいろ後悔する結果になってしまいました。

後から考えたら、リュックの中には手袋も入っていたし、もし捕まえることが出来れば、水上派出所へ行ってハサミを借りたらよかったかもしれないですし、保護さえ出来れば各都道府県の鳥獣保護課に連絡をすると対応して下さるようです。


人間と鳥、共存出来ない相手同士とは思えないし、釣り針や釣り糸を持ち帰ればいいだけのことですが、やっぱりこういうことは起きてしまっているのだと改めて実感してしまいました。


何が出来なかったかを考えると小さく胸は痛むのですが、これから何が出来るかを考えてみて、このへんに住んでポタリングをしていれば川沿いを走る機会は多いし、もし釣り糸や針を見つけたら拾って持ち帰ろう、と思いました。




だって、本当にかわいかったですよ。
もう一生こんな近くでカモメを見ることはないんだろうと思います。

うまくあの糸が取れて、元気にしてくれているといいんだけど。




と、少ししんみりした話で終わってしまいそうだけど、船堀の中川堤防3連続更新に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!


ふぅ、がんばったよー。
それではまたー。


新川と中川がぶつかる場所、船堀の中川堤防(2)


やぁ、たぶんポタっちだよ!
ワンワン!

何かしゃべるとボロが出そうなので、さっそく船堀の中川堤防レポのつづきです。


この堤防の中に入れたのなら、もうひとつどうしてもこっち側から見てみたい場所がありました。

旧江戸川から中川までを繋いで江戸川区を東西に横切って流れている新川。
その新川の旧江戸川側の入口には、新川東水門があります。




新川から旧江戸川を見ている方向の写真です。
水門の手前側が新川で、向こう側に旧江戸川が横切るように流れています。




そしてこの写真は、旧江戸川の左岸から見た新川東水門。
さっきの写真の反対側から同じ水門を撮っています。



そしてその反対側、旧江戸川から流れた新川が中川にそそぐ方が、今回ずっとウロウロしている船堀。こちら側には水門ではなくて新川排水機場という施設があり、水が通るトンネルのようなものいくつか見えます。




わぁ、急にイチの写真。
あ、いや、ボクの写真!

びっくりしたー。

あいにく新川排水機場の写真はなくて、その近くにある新川西水門広場にあるトイレと火の見やぐらを撮った写真ですが、もう少し左奥、茶色い橋の奥に排水機場があります。道路からは、水が流れるトンネル5つか6つくらい見えいて、徒歩なら結構そばまで行けます。

そして今回はこの反対側をぜひ見てみたいということで、自転車で初めて走る船堀の中川堤防レポ第2弾、新川排水機場の中川にそそぐ側を見に行ってみることにしました。




新川と中川がぶつかる場所付近から、旧江戸川のある東方向を見た写真です。
排水機場は、あともう少し右のほうにあります。

この公園は、新川西水門広場というそうです。
あんまり広くもないし水門もないのに、名前だけ水門広場です。

この火の見やぐらは、土日祝日と桜の時期なら平日も無料で開放されているそうです。
この日は平日なので登れず。




火の見やぐらの左には、不思議なコンクリートの塊があります。
なにか、橋脚のようなもの?

でも他には見当たらず、たった1つだけ。
それに新川に架かる他の橋の橋脚と比べると、かなり大きすぎる感じです。





実はこれも結構気になっていて、写真がたくさんあります。
だって、なぜかそこに不思議なくらい唐突にあるんですよ。

これは、前回の水上派出所と一緒に写っている写真です。
足元にある武家屋敷風の白壁ともあいまって、かなり唐突でしょ?





高さも結構あるんですよ。

以前からずっと気になっていてググったこともあるのですが、結局わからずじまい。
「相棒 寺脇 降板 なんで」と検索語を入力するような、ググり下手には調べることが出来ませんでした。


さて、本題の排水機場のほうへ急ぎましょう。
・・・っていうか、もう水音がザブザブと聞こえて来ていて、自転車を降りたらもう自然と小走りに!





じゃーん、すごいです!

あと4~5mのところまで近付けます!
高さも近いし、トンネル2つから水がすごい勢いで流れ出してて大迫力です。
カッコイイ!

興味ない人からすれば、「・・・で?」って話だと思うけど、好きな私からするとかなりラッキーな体験って気がします。



と、身を乗り出して写真を撮っている足元に何か石版が。




ま、まん中見えない・・・。




1977年3月
新川西水門締切堤建設工事
延長96.40m→(北の方向)
東京都


うーん。

よくわかりませんが、確実なのは、「新川西水門を締め切る堤防の建設工事が1977年にあった。」ということでしょうか。


ん?

新川西水門はないのに、火の見やぐらのあった広場の名前は新川西水門広場。
→ということは、やっぱり新川西水門は過去実在していた?

ググり下手が「新川西水門」でググりますと、広場完成の話のページばかりがヒットする中にひとつ、「スーパー堤防発想の契機となった新川西水門事故」という記事がヒットしました。

事故があったのは、昭和46年とのこと。
さっきの石版にあった水門を締切る工事が終わったのが1977年だから、昭和52年。
流れとしてはおかしくはないようです。


うーん。<他の検索語が思いつかない


ええい、どこかに西水門の画像はないものか。
実在していたというなら、写真の1枚くらいあったっていいではないか!
こうなったら火の見やぐらだらけなのを覚悟の上で、イメ検だ!!


で、見つけました!!
といっても無断で画像をお借りするわけにもいかず、興味のある方はぜひ見てみてください。

新川西水門(1998年4月撮影) フラッドゲイツ様@Picasa の写真です。



間違いないですねー。

西水門は実在していました。
そして、あのコンクリートの塊こそ、西水門そのものでありました!





橋脚かなにかだと思っていたこのコンクリートの塊は、ゲートが2つだった新川西水門の3つある柱部分のどれかなんですね。こうして改めて自分が撮った写真を見てみると、確かに橋脚じゃなくて水門なら納得のいく大きさです。写真を見る限り、残っているのは一番左の部分かな?

さっきの石版と合わせて考えると、フラッドゲイツさんの写真のころには、もうこの水門はそこにあっただけで締切られていて、使われていなかったのかもしれませんね。

そして、この西水門を締切ったことで船での往来は出来なくなり、新川の運河としての機能が終わったってことになりますね。さっきのポンプ場のトンネルじゃ、船は通れないし。


大正時代には、浦安からここを通って小名木川へ入ってから江東区の高橋(森下)まで、乗り合い蒸気船が通っていたそうです。高橋のあたりって、歴史のあるちょっと粋な感じのどじょう屋さんとかがあるのって、そのせいなんでしょうか。

でも最近広場を作ったわけだし、さすがに「水門復活、運河復活はない。」ってことなんでしょうね。



でもとにかく、なぜ3つのうち1つだけ柱を残したのかはわかりませんが、「水門なんてないのに、新川西水門広場って名前がついてる。」という、私が考えていたうさんくさいなーって感じは、大きな誤解だったってことがわかりました。

間違いなく、ここに西水門はあったのです!
そして、これからも新川を見守るように、今もそこに佇んでいるのです。


あー、歴史がわかるとさらにカッコよく見えてしまう。

こんな歴史があるのに、広場のシンボルがあの火の見やぐらだなんておかしい気がしてきました。
どう考えても、この水門の柱が広場の主役なのに!






ん?!まだ続くの?
またちょっとはみ出たって?


歴史に絡むお話はこれでおしまい。

最後は行止りまで行ってみましたーの写真をぱらぱらと載せてみるそうです。
次回(3)で完結。


じゃ、まただワン!